
今、数多くの種類、タイトル共に世界中に飛び散っているポーカーゲーム!
ポーカーゲームは、手役を作って強さを競うカードゲームとして有名です。
ポーカーには、手役が仕上がるまでの過程、対戦構成、ベットのタイミングなどによって、様々なゲーム種類が存在しています。
カリビアンスタッドポーカーは、3大ポーカーの「スタッドポーカー」に代表されるもので、最もシンプルなゲーム内容として有名です。その名のごとく、カリブ海諸島域のカジノや遊覧船では人気のあるゲームです。
このゲームは、プレイヤーとディーラーの1対1の対戦型ゲームで、どちらの手札が強いかを競います。与えられたカード5枚の途中の交換作業が一切無く、プレイヤー側のオープン(公開)された手札に対して、勝負に出るか否かを決めるやり方です(ディーラー側は1枚のみオープン状態)
このゲームで使うハンド(役)についてはこちら!
まず、カリビアンスタッドポーカーには、テーブル上に「ANTE(アンティ)」、「BET(ベット)」というチップを置く箇所が存在します。
ゲームの流れは、以下となります。
① プレイヤーは「ANTE(アンティ)」に賭け金のチップを置きます。

② ディール作業でプレイヤーとディーラーにそれぞれカードが5枚ずつ配られます。プレイヤーは全カード5枚とも中身がオープン(公開)とされ、ディーラー側は最初の1枚だけ公開されています。

③ 5枚の手札に対して、勝負に出るか否かを決めます(勝負に出るなら「コール」、降りる場合は「ホールド」を選択)
④ 勝負に出る場合、「BET(ベット)」にチップを置きます。但し、「ANTE(アンティ)」に置いた金額の倍のチップを置きます。

⑤ お互いの手札が公開され、手役の強さを比較します。ディーラに優る手役であれば勝ちとなり、配当を獲得できます。

※プレイヤーが「ストレート」、ディーラーが「ワンペア」の手役により、プレイヤーの勝ち!!
このゲームは、ディーラーと1対1の対戦で互いの手役の強さを競います。
手役が強い方が勝ちとなり、配当も役が強いほど高配当を獲得できます。但し、強い役に応じた配当を得るには条件があります。
ANTE(アンティ)から1:1の配当
例えば、プレイヤーが「ストレート」の手役だった場合、ディーラーが「スリーカード」以下の弱い役なら勝ちとなります。ここでまず、ANTE(アンティ)に置いたチップの同額の賞金が支払われます(1:1の配当)
このANTE(アンティ)とは、「参加料」といって、勝負に参加して勝った場合の通常的な配当といったようなものです。ブラックジャックでプレイヤーが勝った場合の1:1の配当の意味合いと同様です。
BET(ベット)から手役の強さで高額配当
当然のように、配当を得られるのはANTE(アンティ)だけではありません。
別の箇所である「BET(ベット)」に置いた倍額のチップからも配当が得られます。ここのBET(ベット)から手札の役が強ければ強いほど、大きな配当を得られるという訳です。
ハンド(役) |
配当倍率 |
ロイヤルストレートフラッシュ |
100倍 |
ストレートフラッシュ |
50倍 |
フォーカード |
20倍 |
フルハウス |
7倍 |
フラッシュ |
5倍 |
ストレート |
4倍 |
スリーカード |
3倍 |
ツーペア |
2倍 |
ワンペア |
1倍 |
ハイカード(エース/キング) |
1倍 |
但し、これには条件があります。この手役に応じた高配当を得るには、「クォリファイ」というルールが存在します。クォリファイとは、ディーラーの手札が「ハイカード以上の役が揃っている場合の条件」を指しており、互いに手役が成立している場合のみ賞金を手にすることができます。
もし、ディーラーが5枚の手札としてクォリファイが不成立の場合は、ディーラー側が自動的に勝負を降りることになり、プレイヤーの勝利となりますが、不戦勝という形で配当はBET(ベット)から賭け金の返還のみとなります(賞金は、ANTE(アンティ)のみ)

※ディーラーが手役をもっておらず、プレイヤーが「ワンペア」を出してもBET(ベット)からは賞金が発生しない!
プレイヤーのハンド(役)が不成立の場合
しかしながら、プレイヤー側も与えられた5枚のカードがいつでも役が成立しているとは限りません。ディーラーがクォリファイが成立の場合、当然負けとなります(ANTE、BETもそのまま没収)
勝つには、クォリファイが不成立であることが条件です。つまり、手札の中身がどんな状態であろうとクォリファイが不成立の時点で不戦勝となり、ANTEのみ配当が得られるということです(ANTEの1:1のみで、BETは賭け金がそのまま返還)

※お互い手役がなくても、ANTEからは賞金を獲得される!!
手札が不利な場合の損失の抑え方
クォリファイが成立し、お互い手役を競い負けた場合は、ANTE、BETに置いたチップ全てが没収となります。
但し、与えられた5枚のカードの役が不成立だったり弱かったりで明らかに不利な場合は、事前に勝負を降りることが可能です。この勝負を降りる作業を「フォールド(fold)」といいます。その場合の没収額はANTEの賭け金のみとなります。
ゲームの流れでは、上記③で判断します。
プレイヤーが参加費10ドルで、手役が「スリーカード」の場合
① クォリファイ成立の場合
◎勝った場合(例:ディーラーが「ツーペア」の役)
⇒ ANTEに10ドル、BETに20ドルで、配当は合計100ドル
(ANTEの1:1で20ドル、BETの「スリーカード」が1:3で80ドル)
◎負けた場合(例:ディーラーが「フラッシュ」の役)
⇒ ANTEに10ドル、BETに20ドルで、合計30ドルの没収
② クォリファイ不成立の場合
⇒ ANTEに10ドル、BETに20ドルで、配当は合計40ドル
(ANTEの1:1で20ドル、BETは賭け金のみの20ドル)
③ フォールド選択の場合
⇒ ANTEの10ドルのみ没収
ジャックポット機能が搭載されたおまけ付き!!
カリビアンスタッドポーカーのゲームは、他にも各カジノで「プログレッシブジャックポット」が狙えるゲームも存在しています。ANTE、BETのほかに「Jackpot(ジャックポット)」にもチップをおける箇所が存在し、クォリファイの成立、不成立に関係なく、高額賞金を獲得できます(当然、クォリファイの成立時の勝敗にも依存しません)
せっかくの「フラッシュ」以上の難しい役にめぐり合えたのに、クォリファイの不成立では、もらえるべき高額賞金も獲得できず、これ以上の勿体ない話はありません!!その対策として活用できる面では大変に魅力的です!